熱さ感じない安全設計
業務用電気給湯システムのパイオニア、日本イトミック(東京都墨田区)は、「熱湯用単水栓(型式=NT―1)」のフルモデルチェンジを行い、その後継種(同NT―2)を昨年末から販売している。
NT―2は同社の電気給湯器の中で熱湯を給湯できるタイプに対応し、本体表面のどこをさわっても熱さを感じない安全設計でやけどのリスクを軽減した。92度に沸かし上げた電気給湯器から2分間の連続出湯テストを行い、水栓の各部表面温度が上昇しなくなるまで測定した結果、最高温度を記録したのは本体根元付近で、41・2度という結果になった。
また、本体が360度回転する首振り設計を施した点も特長。「出湯位置に制約を受けるような場合でも、回転することで対応しやすい」と同社。首振り機能はロックすることも可能。
さらに、旧製品で塩ビだった本体表面材質を金属に変更することで、シンクに合わせやすいデザインとした。
対応可能な電気給湯器はESDシリーズをはじめ、EWS/EWRシリーズ、ES―DWUBシリーズ。
同社は今後も、安全でクリーンな電気給湯機と、空気熱のグリーンエネルギーを活用した「クリーン&グリーン電気給湯」をテーマに、旅館・ホテルなどあらゆる施設に最適な電気給湯システムを提供するという。
この件についての問い合わせ先は、日本イトミック営業本部TEL03(3621)2121。
シンクに取り付けられた熱湯用単水栓