ニューショウヘイの客室
東京都新宿区にある宿泊特化型ホテルの「ホテル ニューショーヘイ」は、ＪＲと東京メトロの四ツ谷駅から徒歩約3分というロケーション。客室は全30室で、シングル26室に加え、ツインとダブルも用意した。宿泊料金はオールインクルーシブシステムを採用。ラウンジで提供するコーヒーや、ビールなどのアルコール類はすべてフリードリンクサービスという。
その同館ではこの7月から開催される東京オリパラを見据え、客室8室をリニューアル。6室をバリアフリー、残り2室をテレワーク対応とした。リニューアル工事は、旅館・ホテルを数多く手掛けるミサワリフォームに依頼。リニューアルにあたっては、バリアフリー化支援と、テレワーク利用促進の補助金をフル活用したが、「複雑な手続きはミサワに全面的にバックアップしてもらった」と斉藤源也社長。
バリアフリールームに通じる共用廊下は、段差をなくすためスロープにした。客室への入り口は、車椅子が快適に移動できるよう幅広の引き戸に変更し、一般客室に比べ広々とした印象を創り出した。水回りはそれまでのユニットバスからシャワーブースに変更。左右どちらでも利用できる半透明な引き戸の採用で、開放的で機能的な空間となった。併せて、床材にはタイルカーペットを導入。この製品は製造工程で二酸化炭素（ＣＯ2）排出量を削減する工夫を施している。環境面も配慮して採用した。
コロナ禍の中、館内清掃などは細心の注意を払っている。今後は、感染症対策の補助金を活用し、洗面台の非接触タッチレス水栓や、抗菌仕様で清拭しやすい壁紙などを導入する予定だ。
この件についての問い合わせ先は、ミサワホーム旅館ホテルリニューアル担当ＴＥＬ（0120）398330。
ニューショウヘイの客室と斎藤社長
