旅館ホテルの持続可能な経営推進事業
静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合は、「ホテル旅館のSDGsガイドブック」を作成し、県内の宿泊施設に配布した。ガイドブックをもとに4回の研修会も行い、その取り組みを説明した。
SDGsに対する世の中の関心が高くなり、宿泊施設を選択する際にもSDGsへの取り組みを進める施設を選択するという消費者の行動様式が増えることが想定されている。
このような中で同組合は「持続可能な経営推進検討委員会」を設置し、組合員のSDGsの取り組みを促進させるとともに、取り組みについて積極的に情報発信をしようと同ガイドブックを作成した。
ガイドブックはSDGsについての具体的な内容説明や、ホテル・旅館の業務との関連性、取り組みについての情報発信方法などをまとめたもの。
作成に当たり、大学教授や専門アドバイザーを加えて検討を重ねたほか、先進的な取り組みを行う施設を視察。組合員施設にSDGsに関するアンケート調査も行い、結果をガイドブックにまとめた。
「『既に実施している取り組みがSDGsだ』『決して難しくない』とガイドブックで理解できたのではないか」と同組合。