コワーキングスペース「ハナウール」
沖縄県名護市の「ホテルゆがふいんおきなわ」は、館内ロビーに「コワーキングスペース」を設置した。宿泊客以外の観光客や地元住民にも無料で開放。ワーケーションを考えるきっかけづくりや地域活性化、ホテルの価値の向上につなげたいという。
2019年11月で創業30周年を迎えた同ホテル。「地域の人々に愛され、頼りにされるホテル」を経営理念に営業を続けている。
その同年11月、ロビーの有効活用を考えるとともに、「観光や仕事で訪れた人、市民が気軽に集える場を提供したい」と、共同利用型のスペースを設置した。
スペースは沖縄の言葉で「木の枝状に伸びたサンゴ」を意味する「ハナウール」と名付けた。「ウエスト」に44席、「イースト」に10席の、計54席を設置。6人の会議が可能なミーティングルームやコピー機を備えるほか、昇降式のデスク4台を用意して、車いすの利用者にも対応している。
地元企業のミーティングや学生の勉強場所に多く利用されるが、長期滞在のテレワーク、ワーケーションの場としても使ってもらいたい考えだ。