ガイドブック「2018ホテルのしごと」の発刊と活用
沖縄県ホテル旅館生活衛生同業組合は、県内の学生らを対象に、ホテルの仕事を知ってもらうためのガイドブックを発刊した。ホテルで働く人材を獲得するとともに、既存のホテルスタッフのモチベーションアップにもつながっている。
ガイドブック「ホテルのしごと」は、観光客数、観光収入など沖縄観光の現状を説明するとともに、事業に協賛する組合員施設の職場環境、採用情報を紹介したもの。全40ページで、3千冊を作成。県内全ての小、中、高等学校と大学、専門学校、計549校に活用を促す文書を添えて送付した。
さまざまな産業人が学校に出向き、職業について講義する「未来の産業人材育成事業」(同県雇用政策課事業)や、ハローワークとの共催による求職者向けセミナーでも同ガイドブックを活用した。
ガイドブックの制作は2016年から実施。年々、その活用が活発になり、「本誌への協賛をきっかけに、積極的に合同企業説明会に参加するようになった施設もある」。
また、ガイドブックで働く姿の取材を受けたホテルのスタッフは、「モデルになったことで自信と責任感が備わった」という。