清酒発祥の地 奈良の女将のお酒「大和の露」
奈良県旅館・ホテル生活衛生同業組合の女性部あゆみ会は、「清酒発祥の地・奈良県」をアピールしようと、同県のみで栽培される酒米を使った日本酒造りを地元の酒蔵に依頼。商品を組合員旅館・ホテルで販売している。
「大和の露」と名付けた商品は、奈良県でしか栽培されていない酒米「露葉風」を100%使用。あゆみ会のメンバーは農家の協力で酒米の稲刈りを見学するとともに、その特徴や栽培の苦労話を聞き、酒米について学習。酒造元での試飲を重ね、完成にこぎ着けた。
完成した商品は「料理に合う、すっきりとした辛口」。ラベルも地元奈良県のデザイナーに依頼したもので、稲穂にしたたる露と、凛とした女将のイメージで作り上げた。「とことん奈良にこだわった純奈良県産の日本酒」は、平成31年3月から、組合員旅館・ホテルで宿泊客らに楽しんでもらっている。
「国のまほろば」と古事記にうたわれ、さまざまな物や文化の発祥地となった奈良県。「県内の宿にゆっくり泊まり、おいしい料理とおいしい日本酒を楽しんでいただきたい」。