「OKAMI」世界発信事業
鳥羽旅館事業協同組合(三重県鳥羽市)の「女将あこや会」は、「OKAMI」を世界に通用する言葉にしようとさまざまな取り組みを進めている。
伊勢志摩サミット(2016年)の配偶者プログラムがミキモト真珠島で行われ、会のメンバーも参加。しかし、海外からの参加者に「女将」を説明しても理解してもらえなかったという。
「『SAMURAI』や『FUJIYAMA』のように、『OKAMI』も説明なしで外国人に理解されるようにしたい」。このような思いから事業はスタートした。
作家による女将へのインタビューを収録し、日本語版、英語版の計24本を組合のブログに掲載。
女将と料理人を題材にしたB2判のポスターも3種作成し、近鉄の主要駅や県内バス停に掲示した。ポスターには組合のブログにつながるQRコードを掲載し、女将のインタビューを多くの人に見られるようにした。
これらの取り組みで組合のホームページやブログへのアクセス数は飛躍的に向上。「今後も継続的な情報発信でさらなる認知度向上、海外からの観光客誘致を図りたい」。