志賀へようこそ 海外留学生とのおもてなし交流事業
滋賀県旅館ホテル生活衛生同業組合は、海外からの留学生に日本の年末年始の伝統食を調理してもらう体験事業を行った。日本の宿に触れる機会が少ない学生らに、宿や日本文化に関心を持ってもらおうと企画した。
平成29年12月4日、滋賀県草津市の立命館大学びわこ・くさつキャンパスで、県内で学ぶ留学生らを対象に実施。まず、飾りニンジン、大根のかつらむき、三つ葉結び、黒豆松葉刺しといった調理の技を調理師がデモンストレーション。留学生らはその優れた技術に圧倒されつつ携帯電話で動画撮影。SNSで自国の友人らに発信した。
その後、留学生が実際に包丁を握り、これらの技を体験した。慣れない手つきで食材と悪戦苦闘する学生もいれば、手先が器用ですぐ調理人になれるとお墨付きをもらった学生もいた。
完成した年越しそばや雑煮などの料理は学生が実食。貴重な体験に皆が満足気な様子だった。
大学生対象のためアカデミックな内容をと、日本の旅館業法や日本旅館、古来伝わる日本の伝統食や年末年始の日本食についての講義も行った。