三連休当日の人の流れが9.57%増加、三連休明けの平日は10.39%増加
オキシゼンは7日、「新型コロナウィルスによる日本人の動向調査」の結果を発表した。
1月6日から4月5日までの、訪日外国人を除いた日本人の傾向を見てみると、全体としては強い減少傾向にあることが分かります。特に2月末あたりから3月の三連休程度までは低調に推移していましたが、三連休を境にして人の流れが増加に転じました。3月28、29日の東京都による週末の外出自粛要請時には、それに呼応する形で急減していたことが分かります。
3月20日(金)~22日(日)までの三連休は、さくらの開花などもあり、外出した人が多かったとの報道がありました。一部ではその行動を”気の緩み”という表現がされていました。では、その”気の緩み”はどの程度のものだったのでしょうか?
三連休当日とその前週の週末とを比較すると、1日の平均のカウント数が9.57%増加していたことが分かります。つまり、三連休ではその前の週の週末よりも約10%多くの人々が西新宿のエリアに外出していました。また、三連休明けの平日では、その前週の平日よりも人の流れが10.39%多くなっていました。つまり、三連休による”気の緩み”は三連休当日だけではなく、むしろその後の平日のほうがより顕著だったことが分かります。
また、三連休の次の週末は、東京都による外出の自粛要請があり、それに呼応して、三連休よりも44.28%の減少となっていました。しかしながら、その次の週末では、外出の自粛要請が引き続きなされたにもかかわらず、前週対比で17.84%の大幅な増加となっていました。つまり、いわゆる”気の緩み”は三連休だけではなく、4月4日, 5日の週末にも現れていました。
観光地の人の流れが激減した報道が見受けられますが、新宿西口のビジネスエリアでは、全体として減少傾向にはありますが、人の流れは一定数存在しています。
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