鉄道旅客協会が11月27日に発表した主要旅行業12社の10月の旅行取扱額は、前年同月比1・3%増の3339億9714万円だった。内訳は、国内旅行が2・9%減の2091億1357万円、海外旅行が9・5%増の1052億5810万円、外国人旅行が7・2%増の177億1284万円、その他が22・2%増の19億1263万円となった。
総取扱額が前年を上回ったのは、ジェイティービー、KNT―CTホールディングス、京王観光、阪急交通社、ジェイアール東海ツアーズの5社。このうち国内旅行は阪急交通社、ジェイアール東海ツアーズの2社が前年実績を超えた。海外旅行は9社、外国人旅行は7社が前年を上回った。
今年4月からの累計を見ると、12社の総取扱額は前年同期比1・7%増の2兆1290億1240万円だった。各社の状況を見ると京王観光、農協観光、読売旅行を除く9社が前年同期を上回った。
分野別で見ると、国内旅行は0・4%減の1兆3277億5239万円、海外旅行が5・4%増の6881億7589万円、外国人旅行が6・0%増の1001億3497万円、その他が4・9%増の129億4916万円。前年同期実績を超えたのは、国内旅行は5社、海外旅行は11社、外国人旅行は9社だった。