観光庁が9月14日に発表した主要旅行業49社の7月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比0.2%増の4410億3790万円だった。内訳は、国内旅行が4.8%減の2412億4160万円、外国人旅行が15.3%増の179億2866万円、海外旅行が6.3%増の1818億6764万円だった。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は7月の西日本豪雨の影響で、中国・四国方面を中心に募集型企画旅行のキャンセルが多く発生したことから、前年実績を下回った。外国人旅行は6月に続き欧米豪市場を中心に個人旅行の取り扱いが好調で、前年比増。
総取扱額が前年実績を超えたのは49社中20社。旅行分野別で見ると、国内旅行は47社中11社、外国人旅行が36社中19社、海外旅行が47社中35社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、7.0%減の1888億2932万円だった。内訳は、国内旅行が7.8%減の1523億9966万円、外国人旅行が5.0%減の5億5984万円、海外旅行が3.5%減の358億6982万円。
募集型企画旅行の取扱人数は11.0%減の297万3652人。このうち国内旅行は11.1%減の277万9277人、外国人旅行は0.8%増の4万6384人、海外旅行は10.8%減の14万7991人だった。