観光庁が11月13日に発表した主要旅行業48社の今年9月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比78.9%減の919億4385万円だった。内訳は、国内旅行が62.8%減の883億8612万円、外国人旅行が97.7%減の5億703万円、海外旅行が98.3%減の30億5070万円だった。
新型コロナウイルスの感染拡大による旅行の延期や中止の影響等により、総取扱額は国内旅行、海外旅行、外国人旅行いずれにおいても前年同月比大幅減。このうち国内旅行は「Go Toトラベル事業の効果もあり、前年同月比で回復傾向が見られる」と同庁。
総取扱額が前年実績を超えたのは、富士急トラベルのみ。15社で前年比9割超の減少となった。旅行分野別で見ると、国内旅行は富士急トラベルのみ前年比増。海外旅行、外国人旅行は全事業者が前年割れした。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比69.7%減の305億134万円だった。内訳は、国内旅行が62.4%減の305億134万円、外国人旅行が100.0%減の0円、海外旅行が100.0%減の0円だった。
募集型企画旅行の取扱人数は64.1%減の99万5621人。このうち国内旅行は61.5%減の99万5621人、外国人旅行は100.0%減の0人、海外旅行は100.0%減の0人。