観光庁が10月16日に発表した主要旅行業48社の今年8月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比86.3%減の670億1538万円だった。内訳は、国内旅行が76.3%減の627億3286万円、外国人旅行が96.0%減の7億1780万円、海外旅行が98.3%減の35億6473万円だった。
新型コロナウイルスの感染拡大による旅行の延期や中止の影響などにより、総取扱額は国内旅行、海外旅行、外国人旅行いずれについても、前年同月に比べ大幅に減少した。国内旅行は「Go Toキャンペーンの効果もあり、前月(7月分)より一定程度の回復傾向が見られる」と同庁。
総取扱額が前年実績を超えた事業者はなく、21社で前年比9割超の減少となった。旅行分野別で見ると、国内旅行、海外旅行、外国人旅行のいずれも全事業者が前年割れした。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比83.9%減の227億761万円だった。内訳は、国内旅行が80.6%減の227億331万円、外国人旅行が100.0%減の0円、海外旅行が100.0%減の431万円だった。
募集型企画旅行の取扱人数は80.7%減の71万213人。このうち国内旅行は79.7%減の71万209人、外国人旅行は100.0%減の0人、海外旅行は100.0%減の4人。