観光庁が4月9日に発表した主要旅行業46社の21年2月の旅行取り扱い状況（速報）は、総取扱額が前年同月比85.9％減の426億1554万円だった。国内旅行が76.6％減の390億7188万円、外国人旅行が97.2％減の2億4202万円、海外旅行が97.4％減の33億163万円。
新型コロナウイルスの感染拡大による旅行の延期や中止の影響等により、総取扱額は全分野で前年同月比大幅減だった。
総取扱額は全事業者で前年実績を下回った。全社7割以上の減少。14社が9割減となった。分野別で見ると、国内旅行は全社前年比割れ。旅工房、ケイライントラベル、三越伊勢丹ニッコウトラベルは前年の5割以上まで戻した。外国人旅行は14社が取り扱い、各社とも前年実績を大幅に下回った。海外旅行も全社前年比減だった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比91.0％減の82億8202万円だった。内訳は、国内旅行が87.0％減の82億8200万円、外国人旅行が100.0％減の2万円、海外旅行は100.0％減の0円だった。
募集型企画旅行の取扱人数は85.9％減の32万8017人だった。このうち国内旅行は84.8％減の32万8010人、外国人旅行は100.0％減の7人、海外旅行は100.0％減の0人だった。
