【データ】カレーに関する調査


 mitorizは7日、「カレーに関する調査」の結果を発表した。

株式会社mitoriz(本社:東京都港区、代表取締役社長:木名瀬博)は、消費者購買行動データサービス「Point of Buy®(以下、POB)」の会員3,006人に「カレーに関する調査」を実施致しました。

国民食と言われている「カレー」に関して、アンケートから消費者の嗜好を、POBデータから家で作るカレーに使われている定番の「カレールウ」など、地域性にも注目して調査・分析をしました。

《調査サマリー》
・国民食と言われているカレーは約9割の人が「好き」と回答。
・4割強の人が月1回以上、家でカレーを作っている。最も多い頻度は「月1回くらい(31.1%)」
・家でカレーを作るとき4割弱の人がルウを2種類以上混ぜている。
・カレーの具材は東日本が「ポーク」、西日本は「ビーフ」が定番!九州地方は「チキン」も人気!
・カレーのトッピングは2人に1人以上が選んだ「とんかつ」が人気ナンバーワン。次いでチーズも人気。
・【レシート分析】カレールウのエリア別の購入数ランキング!全エリアで「バーモントカレー」が1位!

9割に近い人がカレーを「好き」と回答!国民食と言われるのも納得の結果に
「カレーは好きか?」を尋ねたところ、回答者の87.3%が「好き」と回答。「食べない・食べられない」「嫌い」は合わせて2.2%と少なく、カレーが国民食と言われるのも納得の結果となりました(図表1)。

 

 

 

4割強の人が月1回以上は家でカレーを作る!付け合わせは福神漬けが、らっきょうの3倍支持を集める!
続いて、家で作るカレー(以下、家カレー)に関して、いくつか質問をしました(図表2)。

 

「家カレーを作る頻度」を尋ねたところ。最も多かったのは「月に1回くらい(31.1%)」という結果となりました。「半月に1回くらい(9.7%)」「週に1回以上(3.7%)」も合わせると44.5%の人が月に1回以上、家でカレーを作っていることがわかりました。

「家カレーで使うカレールウの辛さ」を尋ねたところ、最も多かったのは「中辛(60.8%)」で、次いで「辛口(26.4%)」「甘口(12.8%)」と続きました。また「使うカレールウの種類」については、「1種類だけ使う(64.7%)」が最も多い回答となりましたが、「2種類を混ぜて使う(31.7%)」「3種類以上を混ぜて使う(3.6%)」が合わせて35.3%と、3人に1人以上が家カレーを作る際、2種類以上のルウを混ぜて使うこだわりを持っている様子が伺える結果となりました。

「家カレーを食べる際に付け合わせ」に何を用意するかも尋ねました。カレーの付け合わせの2大定番「福神漬け(43.6%)」と「らっきょう(15.4%)」では、「福神漬け」が「らっきょう」に約3倍の差をつけて支持されていることがわかりました。「その他(2.3%)」としては、“キムチ”や“紅しょうが”など他の漬物を用意しているというコメントが複数ありました。一方、「付け合わせはいらない(38.7%)」という、付け合わせ不要派も4割近く存在していることがわかりました。

 

カレーの具材は東日本が「ポーク」、西日本は「ビーフ」が定番!九州地方は「チキン」も人気!
「カレーのメイン具材の定番」に関して単一回答で尋ね、その結果から地方ごとの人気の具材の傾向を検証しました(図表3)。

その結果、東日本は東北地方の55.6%を筆頭に「ポーク(豚肉)」が最も選ばれており、4つのエリアで1位になっています。西日本は関西地方の48.8%を筆頭に「ビーフ(牛肉)」の選択率が高く、4つのエリアで1位となっており、中部地方と関西地方を境に、東日本は「ポーク(豚肉)」、西日本は「ビーフ(牛肉)」がカレーのメイン具材の定番となっていることがわかりました。

また、東日本は1位の「ポーク(豚肉)」の次に「チキン(鶏肉)」の選択率が高く、中部地方を除く3つのエリアで2位にランクインしており、ポークとビーフの境界線に隣接する中部地方のみ2位が「ビーフ(牛肉)」という結果となりました。

一方、西日本では1位の「ビーフ(牛肉)」に次いで、全体的に「ポーク(豚肉)」の選択率が高く、九州・沖縄地方を除く3つのエリアで2位にランクインしています。また、西日本では九州・沖縄地方は「チキン(鶏肉)」の選択率が28.0%と、全エリアの中で最も高い数値となっています。県単位でみると長崎県や大分県など「チキン(鶏肉)」の選択率が最も高かった県もあり、九州・沖縄地方では「チキン(鶏肉)」が定番となっている地域も多い様子です。また、全エリアの中で中国地方と四国地方のみ、肉以外の「野菜」が3位以内に選ばれているのも特徴的です。

 

カレーのトッピングは2人に1人以上が選んだ「とんかつ」が人気ナンバーワン!
カレーのトッピングの定番を複数回答で尋ねました(図表4)。

アンケートの結果、最も選択率が高かったトッピングは「とんかつ(52.3%)」で、回答者の2人に1人以上の人が選んでおり、定番トッピングとしての人気ぶりがわかる結果となりました。次いで「チーズ(29.0%)」「チキンかつ(20.4%)」と続き、豚肉と鶏肉の食材の違いはありますが、「〇〇かつ」が、カレーの定番トッピングとして人気が高い様子が伺えます。

また、トッピングの定番を地方ごとで分析した場合も、全エリアで上位3つは「とんかつ」「チーズ」「チキンかつ」という結果となりましたが、東日本は「目玉焼き」、西日本は「焼き野菜」がそれぞれ3エリアで5位以内に入っており、東西での差が出ています。

 

【アンケート調査概要】
調査期間:2023年6月28日~6月29日
調査対象:mitorizの消費者購買行動レポートデータサービス「Point of Buy®」の登録会員(POB会員)
POB会員(平均年齢49.6歳)
調査方法:インターネットによる自社調査(有効回答数:3,006件)

 

【レシート分析】カレールウのエリア別の人気ランキング!全エリアで「バーモントカレー」が1位!
スーパーやコンビニで購入されている「カレールウ」に関して、どの商品ブランドが良く買われているのかをレシートデータから分析しました。その結果、「ハウス バーモントカレー」が最も購入されており、エリア別でも全エリアでトップとなりました。次いで全体で2番目に購入されているのは「S&B ゴールデンカレー」で、エリア別でも4エリアで2位に入ってます。ほとんどのエリアで3位までを前述の2商品と「ハウス こくまろカレー」、「ハウス ジャワカレー」が占めておりますが、北海道地方のみ2番目に購入されているのが「S&B とろけるカレー」となっており、他エリアと違う傾向が出ています。(図表5)。

※同一ブランドの辛さ違い(甘口・中辛・辛口)やバリエーション違いなどは1ブランドとして集計。

 


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