【グランピング特集】シーサイドテラス千葉鴨川 (千葉県鴨川市)


施設の外観。滞在エリアの眼前には太平洋が広がる

都心からほど近く、南房総の魅力を存分に太平洋を見ながら過ごす上質な滞在空間

 にしがき(京都府京丹後市)が運営するマリントピアリゾートは、グランピングドームテントとプライベートプール、客室内温泉付きプライベートヴィラの複合型リゾート「シーサイドテラス千葉鴨川」を3月18日に開業した。同施設の開業に至る経緯や魅力などについて、広報担当のブッキングリゾート(大阪市北区)、今井裕二さんに話を聞いた。

 同施設は東京都心から1時間半ほど、千葉県南房総エリアに立地する。「海のすぐそばにあるので、オーシャンビューの美しさが売りの一つです」との今井さんの言葉通り、宿泊者の眼前に広がる太平洋の眺望は同エリアだからこそ実現できる体験価値だ。「旅行者に南房総を旅行してもらい、このエリアの良さに触れてほしいです。せんえつながら、地元を活性化できるような施設になってほしい」との思いを形にするため、プライベートリゾート型の「ヴィラ」客室2棟、アウトドアアクティビティ型の「ドームテント」客室4棟を開業した。

 ヴィラは天然温泉(鴨川温泉)とプライベートルーム、リビングキッチン、和室や洋室、ベッドルームなどを完備する1棟貸し切りタイプの客室で、最大8人収容可能。海を眺めながら優雅にくつろげる上質な滞在空間づくりに注力した。

 ドームは直径7メートルほどで、一部が透明の窓になっているのが特徴。断熱性の高い素材のテントを用い、冷暖房も完備し、バーベキューができるウッドデッキを備える。トイレやシャワーなど水回りはフロント棟にあり、テントごとで個別に利用できるよう割り振られている。想定利用人数は2~6人で、海洋と空が織りなす景色を快適に、心ゆくまで楽しめる。

 料理については、「かずさ和牛、付近で取れるキンメダイやはまぐりなど、南房総ならではの味覚を提供しています」と話す今井さん。特にかずさ和牛が好評で、チェックアウト時に宿泊者から「おいしかった」の声が多く挙がるという。素泊まり利用で、食材を持ち込んでの宿泊も可能。

 開業して2カ月ほどだが、「春休み期間を含んでいたこともあり、家族連れ、3~4人ほどの女子旅グループなどを筆頭に、幅広い年齢層のお客さまにご利用いただいています」と振り返る今井さん。50~60代のシニア層の利用も多く「若い頃にやっていたキャンプ感覚で、昔をなつかしみながらバーベキューを楽しむ姿が印象的でした」と話す。同施設は引き続き、都会の喧騒から離れた「南房総を感じる」非日常空間の提供を通じて、宿泊者をおもてなし、地元の活性化への貢献を図る。

 料金は、1人当たり1万1千円(平日、4人利用時)から。問い合わせ先はTEL050(3198)5846。

施設の外観。滞在エリアの眼前には太平洋が広がる

 
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