細菌やウイルス、カビに有効
紫外線ランプを開発、製造するDNライティング(神奈川県平塚市)の紫外線除菌装置「くりんクリン」シリーズ。昨年11月に製品化。教育機関を中心に広く設置され、宿泊施設の販路開拓を図っている。
空気やさまざまな物体の表面除菌に特化した紫外線(UV―C)ランプ(除菌作用のある波長254ナノメートル)を搭載。「あらゆる細菌やウイルス、カビに有効で、増殖を抑制する」と同社。
また、実装された紫外線ランプが露出しない設計を施したことで、人体への影響はなく、安全。薬剤を使用できない物体への除菌にも対応した。
製品ラインアップは、(1)取付工事が不要な床置きタイプのくりんクリンStand(2)天井直付けタイプの同Basic(3)表面除菌に対応した同Boxを取りそろえる。
同StandとBasicは、空気をファンで取り入れて、きれいな空気を循環。約18畳の空間に対応し、床置きタイプは6時間で99%、直付けタイプは9時間で99%を除菌する。
1日中稼働し続けた場合でも、1年に1回程度ランプを交換するのみ。ランプの寿命は約8千時間。メンテナンスは、空気取り入れ口のほこりを取るだけと簡単。
同Boxは、Box内部にカードキーをはじめ、食器やフォークなどを収容し、除菌を行う。取り付けられた紫外線ランプは、254ナノメートルと強力で、装置内で点灯する。安全装置付きで扉を開けると消灯する。
同社は今後、顧客のニーズを取り入れたオリジナル除菌装置の開発にも着手する。
くりんクリンシリーズ