リアルとOTAを一画面で
JR小倉駅直結というロケーションを誇るステーションホテル小倉(北九州市)は、レストラン、宴会場なども備え多目的に使えるシティホテル。ゆっくりと寛いでもらうため294ある客室にはシモンズ社製のベッドを導入するなど快適な空間づくりを心掛けている。その一環として2月には非接触型のカードキーを導入しセキュリティを強化。女性1人でも安心して宿泊できる。
その同館では昨年8月、鉄道情報システム(JRシステム)の予約サイトコントローラの新製品「らく通With(ウィズ)」を導入し、業務の効率化を図っている。
らく通Withは、旅行会社(リアル)と予約サイト(OTA)からの予約や在庫を一つの画面で確認でき、かつ、在庫も一括操作できるもの。OTAは料金管理も可能。予約通知情報は自動的に取り込まれるので予約サイトごとに確認をする手間がない。クラウドで提供するため従来必要だった専用パソコンが不要。インターネットが利用できる環境であれば、タブレット端末などからも確認ができ、出張先など場所を選ばずに利用できる。予約サイト巡回間隔も大幅に短縮し、オーバーブックのリスクが低減されたほか、各種の管理画面表示、検索速度も向上した。
以前は他社製のサイトコントローラを使っていたが、「らく通は、利用料金が安い」と宿泊課の古賀圭二朗氏。また、「以前のらく通PLUSと比べるとスピードが速くなった。使い勝手もいい」と話している。