ノーショウ対策など新機能
クリップスと楽天トラベルが提供するクラウド型サイトコントローラー「ねっぱん!」。2月末日時点で、8600施設で稼働中だ。今まで無償で提供していたが、7月から「ねっぱん!++(プラスプラス)」を有料で提供する。外資系OTAの急伸に伴い各種開発の迅速化や、サービス範囲の拡大が急務となっていることが背景にある。「さらなる機能やサービスの強化、コールセンターの充実化などを進める」とクリップス。
ねっぱん!++には、充実の新機能を追加する。(1)現地決済しか対応していない予約サイトに対して事前決済が実現できる「ノーショー対策」(2)複数の予約サイトに対し一括でプランを登録する「プラン一括登録」(3)複数サイトに対しプランの販売期間を一括で延長できる「プラン自動延長」(4)予約成立後や宿泊日前後に自動でメールを配信する「サンクスメール」(5)複数施設を運営する法人は、ログインをし直す必要なく施設の切り替えができる「本部機能の強化」がそれだ。
7月からはサポートセンターの受け付け時間を午前9時から午後9時まで延長する。併せて、新製品の機能を十分に活用してもらうため毎月1回、無料の勉強会開催を予定。さらに、新製品の一部操作を無料で代行するサービスも開始する。
同社は、2月開催の「ホテレス2019」に出展。多くの来場があったが、ほとんどの施設が有償化に対して肯定的な反応だった。新機能については、ノーショー対策、プラン一括登録、プラン自動延長といった各機能の評価が高い。また、小規模宿泊施設向けクラウド型フロント会計システムの「ねっぱん!イージー会計」も好評価だった。
多くの来場があったホテレスでの同社ブース
ねっぱん!サイトコントローラー++