鹿児島県指宿温泉で行われているITを活用した健康増進事業「IT湯治」を宣伝しようと、事業を主催する鹿児島県健康保養地域活性化協議会の一行が5日、福岡市の観光経済新聞社九州支局を訪問した。
訪れたのは、協議会会長で、国土交通省の観光カリスマにも選ばれている有村佳子氏(指宿ロイヤルホテル会長)、協議会委員の細川明人氏(指宿ロイヤルホテル社長)と深水哲二氏(パラマ・テック社長)、協賛旅館からホテル秀水園の湯通堂温社長、鹿児島県福岡事務所の小田洋一課長。
事業は、宿泊客がITシステムを通して保養滞在によるストレス解消や身体改善の度合いを確認したり、医師による専門的な助言を受けたりするもの。内閣府の「地方の元気再生事業」の支援を受け、昨年度から行っている。
協議会では、IT湯治のよさを広く知ってもらおうと、9月20日から来年2月7日まで、「無料お試しキャンペーン」を行う。期間中、指宿温泉に2泊以上宿泊する人を対象に、毎日先着50人(キャンペーン参加施設1軒あたり5人)にIT湯治を無料で体験してもらう。
キャンペーン参加施設は、指宿フェニックスホテル、指宿いわさきホテル、指宿コーラルビーチホテル、指宿シーサイドホテル、指宿ロイヤルホテル、指宿白水館、ホテル秀水園、旅館吟松、メディポリス指宿天珠の館、指宿海上ホテルの10軒。
IT湯治のパンフを手にアピールする協議会の有村会長(中央)ら