「秋休みの言葉は定着」とTIJ、認知度は64%に


 日本ツーリズム産業団体連合会(TIJ)はこのほど、「秋休み」に関する消費者の意識について調査結果をまとめた。その結果、秋休みという言葉が定着し、秋に1週間以上の休暇が取れた場合の旅行意欲も高いことが分かった。旅行を阻害する要因には、仕事の忙しさや休日の調整の難しさなどが挙がっている。

 TIJでは今年2月、インターネット調査で314人からアンケートを回収した。併せて、TIJが02年から実施している秋休みキャンペーンの中で行った調査の過去6年間分の結果を集計した。

 今回調査(今年2月実施)の結果では、秋休みという言葉の認知度は64.3%。06年の35.9%、07年の47.8%から大幅に上昇した。「秋休みという言葉自体は、市民権を得つつあり、定着してきた」(TIJ)。

 「秋に1週間以上の休みがあれば何をしたいか」という質問への回答は、過去3年間と同様に、「国内旅行」「日帰りドライブや遠出」「海外旅行」が上位3項目を占めた。

 一方、秋に旅行に行けない、あるいは行かない理由では、「仕事が忙しい」「休日(スケジュール)が合わない」「家計の節約」「職場で休みが取りにくい」などが上位だった。過去の調査でも、仕事関係の要因が多く、休暇取得のあり方が課題になっている。

 秋休みに旅行をするための条件整備では、「世間的な秋休みの認知」「家族や夫婦向けの割引」「連泊割引の商品」「企業による休暇の制度化」などが上位に挙がった。

 秋休みの旅行に希望する宿泊数では、2泊がトップで回答者の36.7%、続いて3泊が25.3%、1泊が21.3%。4泊と5泊以上の回答の合計は16.7%に上り、過去の結果と比較すると、長期旅行の希望が増えた。

 
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