「かんざしクラウド」、ホテル・旅館向け人工知能エンジンの開発を東京大学と共同で開始


 インターネット予約一元管理システム「かんざしクラウド」のかんざし社は7日、ホテル・旅館の料金トレンドを予測算出し、価格設定をリコメンデーションする人工知能エンジンの開発を東京大学と共同で始めると発表した。発表内容の詳細は以下の通り。

 One Asiaのビジョンをかかげ、アジアを舞台に、オンライン旅行事業、訪日旅行事業、ITオフショア開発事業と投資事業を手掛ける株式会社エボラブルアジア(本社:東京都港区、代表取締役社長:吉村 英毅、以下当社) のグループ会社として設立した株式会社かんざし(本社:東京都渋谷区、代表取締役:林垣恵太、以下かんざし社)は、東京大学・鳥海研究室(東京大学大学院工学系研究科・准教授 鳥海不二夫)と共同でホテル・旅館の料金トレンドを予測算出し、価格設定をリコメンデーションする人工知能エンジンの開発に着手いたします。

■開発内容
 すでにかんざし社が独自開発している旅館やホテル向けの、「ぜにがたエンジン」(※1)と呼ばれる分析プログラムの頭脳として実装する事を当初の目標としております。宿泊料金をホテルや旅館が決定する際のサポートや、適正価格へ価格修正する際のタイミングのサポートなど、応用できる面は広く、今後研究と並行し開発を進めてまいります。

※ぜにがたエンジンとは
 旅館やホテルの「プラン」と「料金」の価格変動を可視化する事ができます。1つのプランを時系列順に分析して可視化するだけでなく、競合他社等の他のプランとの比較も可能となる解析エンジンを備えています。

 このぜにがたエンジンは既に、競合他社との料金比較演算や最低料金算出演算を可能としており、かんざし社次期商品への実装を予定しています。

■鳥海不二夫(ふじお)准教授プロフィール
 2004年 東京工業大学大学院理工学研究科機械制御システム工学専攻博士課程修了し、同年名古屋大学情報科学研究科助手、2007年同助教授となる。2012年東京大学大学院工学系研究科准教授となり、現在は、エージェントベースシミュレーション、ソーシャルメディア、計算社会科学、社会におけるAI応用などの研究に従事している。人工知能学会、電子情報通信学会、情報処理学会、日本社会情報学会会員。

 今後、開発される新しいサービスや既にサービスインしている商品に汎用的に組み込み、様々な応用的実用化を目指してまいります

【株式会社かんざし】
本社  :東京都渋谷区渋谷3-10-15 川名ビル5F
社名  :株式会社かんざし
代表者:代表取締役 林垣恵太
URL:http://www.kanxashi.co.jp/

 
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