JTB総合研究所と国立千葉大学(千葉県千葉市)は9月29日、千葉県の協力を得て、世界で活躍するグローバル人材の育成と、インバウンドを中心とした千葉の地域観光創生を目指す、包括的な連携協定を締結した。JTB総合研究所が国内の大学と包括的連携協定を結ぶのは初めて。
これまでもJTBグループでは、学生をインターンシップ生として海外支店で受け入れ、千葉大学と連携してきた。
今回の協定締結によりJTB総合研究所は、10月から所属研究員を千葉大学に派遣し、千葉の地域観光創生や、異文化理解とグローバル活動に関する授業を実施。次年度以降は大学院共通教養科目を開講する予定。将来計画として、異文化交流や地方創生などについての共同研究センターの設置も視野に入れている。
9月29日に開かれた記者発表会で千葉大学の徳久剛史学長は「JTB総合研究所と連携協定を締結することにより、私たちはグローバル化と地方創生という二つの機能強化を一層加速させたい」と語った。