JR西日本と台湾鉄路管理局は、同じ蒸気機関車(SL)、C57形を活用して沿線の観光振興に取り組んでいる縁で姉妹列車協定を結んだ。姉妹列車は、JR西日本が山口線で運転しているC57‐1列車「SLやまぐち号」と、台湾鉄路管理局が動態復元したCT273列車。協定の締結式を6月24日、台湾・花蓮の玉里駅で開催した。
姉妹列車協定の締結式は、台湾鉄路管理局が運転しているCT273列車の今年度初列車の出発前に実施した。
式典ではJR西日本営業本部の福島純副本部長が「このたびの姉妹列車協定の締結で両国の交流を深め、より一層の友好関係および相互理解を深めることができると考えている。ぜひ日本のSLを体感しに日本へ、山口へお越しいただければ」とあいさつした。
JR西日本では、今年9~12月に開催される「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」に合わせて「SLやまぐち号」に新しい客車を投入する。
JR西日本と台湾鉄路管理局は、2015年12月に台北駅と大阪駅との姉妹駅協定も締結している。