JR東日本は5日、東京駅八重洲中央口に訪日外国人向けの情報発信拠点「JAPAN RAIL CAFE(ジャパン・レール・カフェ)」をオープンした。日本各地の観光情報を発信するイベントエリアと旅行カウンター、飲食・物販コーナーで構成。「ガイドブックやインターネットで得られない旬な日本の情報」を提供する。
イベントエリアには4K対応、140インチの大型ビジョンを設置。世界最大規模の日本旅行・生活・文化情報サイト「japan―guide.com」の動画コンテンツを放映するほか、楽天グループとの連携で、ゲーム感覚で旅の情報収集ができる仕掛けを行う。さまざまな日本文化が体験できる小上がりの畳コーナーも設けている。
旅行カウンターでは外国語ができるスタッフが訪日外国人の旅行相談に対応。ジャパン・レール・パスなど外国人向け乗車券の引き換え、JR乗車券類の販売を行う。運営はJR東日本グループのびゅうトラベルサービス。
飲食・物販コーナーでは、日本の食文化を感じられる食事メニューや、日本茶専門店「煎茶堂東京」の監修によるオリジナルメニューを販売する。
営業は午前8時から午後10時まで(土・休日は午後9時まで、旅行カウンターは全日午後4時まで)。
同様の施設は2016年12月にシンガポール、19年1月に台湾・台北で開設しているが、日本では初となる。
同社東京支社営業部長の壬生祐克氏は「日本の魅力を知ってもらう新たな取り組み。旅ナカでの『今だけ』の旬な情報提供を行う」と話している。
オープン前日、報道陣に公開したカフェ