JR四国は5月30日、ホテルグランヴィア大阪(大阪市北区梅田)で商品説明会を開いた。「四国まんなか千年ものがたり」など同社の観光列車やJR利用商品向けの特別企画、その特典を説明。今後も観光列車を充実させる考えを述べた。特別プレゼンテーションとして、尾崎正直・高知県知事、野志克仁・松山市長らが登壇、四国4県と松山市の観光情報を紹介した。
西牧世博・JR四国専務鉄道事業本部長は「昨年は四国デスティネーションキャンペーン(DC)、高知県の志国高知幕末維新博、インバウンドが増加して鉄道収入は増加。今年も、高知県の志国高知幕末維新博第二幕、インバウンドが増加して堅調だ。観光列車は『四国まんなか千年ものがたり』の乗車率は90%、『伊予灘ものがたり』も90%超える乗車率で、利用者も8万人を超えた。今後も観光列車を充実させていきたい」と述べた。
高知県の尾崎知事は、昨年3月から今年にかけて開催されている「志国高知 幕末維新博第二幕」や、メイン会場の高知県立坂本龍馬記念館を紹介した。
松山市の野志市長は、四国DCの松山市内の効果や道後温泉別館「飛鳥乃湯泉」開館の効果など、同市の観光客数や宿泊数を中心に説明。改修工事に入る道後温泉本館での観光客誘致の取り組みを紹介した。
西牧専務鉄道事業本部長