JALグループはこのほど、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の世界自然遺産登録を祝った誘客プログラムの第2弾を実施している。特別塗装機を運航し、冬季ダイヤ対象の記念運賃「世界遺産先得」を販売している。
同グループでは、「地域の宝から世界の宝となった『日本の世界遺産』と世界を“つなぐ”」「自然と“共生・保全”を通じ『日本の世界遺産』を後世へ“つなぐ”」の2点をテーマに世界遺産登録記念の取り組みを行っている。世界の宝となった地域に訪れ、見て、触れられる「JALグループならでは」の世界遺産誘客プログラムを提案している。
今回の取り組みでは、地域の魅力を国内外に発信することを目的に、世界自然遺産登録記念「世界の宝を守ろう!」特別塗装機を9月7日から来年秋ごろまで運航するほか、航空券を記念運賃で販売。特別塗装機はJAL国内線、ジェイエア(J―AIR)、日本エアコミューター(JAC)の運航路線に就航。機体には、島の宝が世界の宝になった今「一人一人が世界の宝に関心を持ち、世界の宝について知り、世界の宝を守っていきましょう」という思いを込めた言葉などを描く。日本トランスオーシャン航空(JTA)、琉球エアコミューター(RAC)では、小中学生が希少動植物を描いたものを機体にデザインとして取り入れた特別塗装機を運航している。
世界遺産先得は、地域の観光と経済発展、交流人口の拡大を目指して設定。対象路線は、奄美群島と沖縄県内発着(一部路線で設定なし)で、期間は10月31日から来年3月26日(冬季ダイヤ)まで。
今回の誘客プログラムは、奄美群島航空・航路運賃軽減協議会による「奄美群島交流需要喚起対策特別事業」の一環として実施している。
特別塗装機(JTA)