グランビスタホテル&リゾート(東京都千代田区)の基幹施設である鴨川シーワールドは21日、クラゲ展示施設「Kurage Life」(クラゲライフ)で、猛毒を持つクラゲ「ハブクラゲ」=写真=の展示を開始した。
今回展示しているハブクラゲは、今月5日に捕獲して搬入したもの。ハブクラゲは、初夏から秋に掛けて沖縄や奄美地方の海に出現する熱帯性のクラゲで、カサの四隅から伸びる7~8本の触手が特徴だ。日本近海に生息するクラゲの中では特に危険な種で、毒蛇の「ハブ」が名前の由来といわれている。
展示では、同時期に房総半島に出現する強い毒を持った「アンドンクラゲ」も展示されている。アンドンクラゲは、四角い形をしたカサと長い触手が特徴で、照明器具「あんどん」が名前の由来といわれる小型クラゲだ。
「クラゲライフでは、約10種類のクラゲを展示するほか、最新のデジタル映像技術でクラゲの不思議な生活史を再現するコーナーを設けている。ぜひ体験してほしい」と来訪を呼び掛けた。