鳥取県は、鳥取県中部地震を踏まえて観光庁が策定した「鳥取応援プログラム」を活用し、国内旅行の需要回復を目指す。国からの補助金を受け、県が認めた旅行会社が造成する宿泊・周遊ツアーが1月から割引販売されるように支援する。
「とっとりで待っとりますキャンペーン」(国内向け旅行商品造成支援事業)として実施。鳥取県内に1泊以上して周遊を伴う、参加者1人当たり2万円以上のツアーが対象。ツアー費用の最大1万円を補助し、旅行会社が割引販売できるようにする。予算規模は1億5千万円。
割引販売となるツアーの実施期間は1月10日~3月20日。1月6日以降に各旅行会社から順次販売される。
この他、観光庁の「鳥取応援プログラム」では、鳥取県へのメディアの招請事業を行うほか、日本政府観光局(JNTO)を通じた海外への情報発信も強化。地域づくりでは、「地域資源を活用した観光地魅力創造事業」で倉吉市を支援中であるほか、広域観光周遊ルート「縁の道~山陰~」に関して多言語のパンフレットの作成などを支援している。