岩手県、青森県、宮城県などの太平洋沿岸の観光関係者が地域の魅力をアピールする「三陸復興観光商談会」が19日、東京都渋谷区のレストランで開かれた。主催は陸中海岸魚彩王国実行委員会(澤田克司会長)と三陸復興国立公園協会(山本正徳会長)。首都圏の旅行会社12社などとの商談が行われた。
陸中海岸エリアの民間事業者を中心に誘客活動を展開する魚彩王国実行委員会の澤田会長(宮古ホテル沢田屋)は「観光の力で1日でも早い復興を実現したい。地方創生、地方再生が課題となる中、旅行会社の皆さまに送客への協力をお願いしたい」とあいさつした。
三陸沿岸の自治体や観光・運輸事業者が個別の商談を実施した。岩手県は宮古市、久慈市、釜石市、大船渡市、大槌町、岩泉町、普代村から、青森県は階上町、宮城県は気仙沼市などから参加があった。
三陸沿岸の観光トピックスでは、釜石市の橋野鉄鉱山跡の世界文化遺産登録、2019年ラグビーワールドカップの開催をはじめ、宮古と室蘭(北海道)を結ぶフェリーの就航計画案(18年)などがある。冬の海の幸では、毛ガニなどが旬を迎える。
魚彩王国実行委の澤田会長