今年1月に開幕した「土佐・龍馬であい博」のメーン会場、JR高知駅前の「高知・龍馬ろまん社中」の入館者が5日、20万人を突破した。当初、8月に20万人突破を見込んでいたが、入館者は順調に増加。想定より約3カ月早い、開幕から110日目での達成となった。
20万人目の来館者となったのは、岡山県から家族で訪れた佐藤泰容さん一家。尾崎正直高知県知事から認定証と県の特産品などの記念品が贈られた。
5日時点でのサテライト会場含む4会場の入館者数は以下の通り(カッコ内はゴールデンウイーク期間中の入館者数)。
「高知・龍馬ろまん社中」20万2645人(2万4243人)▽「安芸・岩崎弥太郎こころざし社中」4万873人(6810人)▽「土佐清水・ジョン万次郎くろしお社中」2万5828人(6429人)▽「ゆすはら・維新の道社中」2万9443人(8997人)。
来年1月10日の閉館までに、入場者目標を高知40万人、安芸、梼原10万人、土佐清水5万人に設定している。
高知県内の観光施設 入場者数が過去最高
高知県観光コンベンション協会によると、ゴールデンウイーク期間中の県内主要観光施設(28施設)の入場者が過去最高の25万8366人を記録した。主要28施設のうちで、龍馬関連で大きく来場者数を伸ばしたのは、「龍馬の生まれたまち記念館」で、前年同期比371%、「中岡慎太郎館」は同332%、「高知県立坂本龍馬記念館」は同276%など。主要観光施設に含まれていない「岩崎弥太郎生家」は、1万7076人で、同1952%など、大河ドラマ「龍馬伝」のブームを印象づけた。
5月2、3日では、県内全体の宿泊施設が満室状態となり、桂浜などで車中泊をする観光客もいた。また、高速道路のETC割引の影響で、当初から車中泊での予定で来県した観光客でサービスエリアも混雑した。
「高知・龍馬ろまん社中」の20万人突破イベント