香川県は、7月1日から12月1日まで展開する団塊の世代を中心としたシニア層をターゲットとする観光キャンペーン「うどん県・時間旅行物語」のキックオフイベントを同県琴平町で6月30日に開催した。
うどん県・時間旅行物語では、「懐かしの修学旅行」をキーワードに、もう一度香川県に訪れてもらえるようPR。琴平、栗林公園、屋島などをメーン会場に、それぞれにふさわしい時代設定でさまざまな誘客イベントを行う。
キックオフイベントは、金刀比羅宮表参道沿いの酒造り資料館「金陵の郷」で、オープニングのショーとセレモニーを実施。オープニングショーは、うどん県・時間旅行物語の各エリアを代表して、昭和時代の設定でアマチュアバンドによるフォークソングショー、江戸時代の設定で香川県三曲協会による邦楽演奏、源平時代の設定ではかがわ源平紅白キャラバン隊のパフォーマンスが上演された。
オープニングセレモニーでは、「うどん県・それだけじゃない香川県」のプロジェクトの新作映像、ポスターなどを初披露。香川県出身で、「うどん県副知事」としてPR役を務める俳優の要潤さんがステージに登場し、香川県の魅了を紹介した。
セレモニー後は、金陵の郷から琴電琴平駅まで、要さんや、昭和、江戸、源平の各時代の衣装を身にまとった人たちが、金刀比羅宮表参道や商店街をパレードした。
また、琴電琴平駅では、うどん県・時間旅行物語に合わせて運行されるレトロ電車の出発式が行われた。レトロ電車は、日本最古のもので、近代化産業遺産にも認定されている。
セレモニーには、うどん県副知事の要潤さんが登場(右)