観音温泉(静岡県下田市)の飲泉水「飲める観音温泉」。地下600メートルから湧く強アルカリ単純泉をそのままペットボトルに詰めた。
水質の良さには定評がある。高級フランス料理「トゥールダルジャン東京店」(ホテルニューオータニ内)はこの水を「スミ」の名称で客に提供している。飲める観音温泉は、伊勢丹が首都圏で展開する高級食材店「クイーンズ伊勢丹」でも販売されている。
主な特徴は「硬度0.7の超軟水、pH9.5強のアルカリ泉」ということ。硬度が低い水は飲みやすく体に優しい。
ちなみにミネラル水の有名ブランドでは、エビアンが「硬度291、pH7.2」、ヴィッテルが「硬度307.1、pH7.5」、ボルヴィックが「硬度60.8、pH7.0」、クリスタルカイザーが「硬度37.6、pH8.0」となっている。pH7.0が中性だ。
現代の食生活は肉類や脂質などの酸性食品に偏りがち。体内の酸化は老化や生活習慣病につながると言われている。飲泉でアルカリ分を補給することで体内のpHバランスを保つことができる。
「(単純温泉の飲泉は)無味無臭でくせがなく飲みやすい。胃腸に作用し消化を助ける。アルカリ性単純温泉の飲泉は、血中の尿酸を尿から排出して尿酸値を下げるので、痛風などに効果的」(石川理夫著『温泉法則』、集英社新書)。
詳細は、観音温泉飲泉ショップ(http://www.takinogawa.net/index.html、TEL0120・01・9994)まで。
飲める観音温泉