奥伊豆の旅館、観音温泉は6月21日、東京メトロ銀座線の売店「メトロス」50店舗で飲泉水「観音温泉」=写真
=の販売を始めた。
敷地内のボトリング工場で、地下600メートルから湧く強アルカリ性単純泉を、空気に触れないように温泉源から直接ペットボトルに詰めた。350ミリリットル入りのペットボトルで1本150円。
観音温泉の特長は「ph(ペーハー値)9.5の強アルカリ源泉、硬度1リットル当たり0.7ミリグラムの超軟水、シリカを多く含む」ということ。
現代の食生活は肉類や脂質などの酸性食品に偏りがち。体内の酸化は老化や生活習慣病につながる。飲泉でアルカリ分を補給することで体内のphバランスを保つことができる。
硬度は広く市販されているミネラルウォーターの中で最も柔らかい。ペリエが364.5、ヴィッテルは307.1、エビアンは291.0、ボルビックは60.8、クリスタルカイザーは37.6なのに対して、観音温泉は0.7。「軟水は口あたりがまろやかでお腹に優しい」(同館)。
シリカ(ケイ素)の含有量も1リットル当たり54ミリグラムと多い。シリカはシリコンとも呼ばれ、からだの組織と組織をつなぐコラーゲンを増強する効果があると言われている。美肌効果もある飲泉水だ。