静岡県・修善寺温泉の旅館・ホテルは、泉質を生かして飲用に商品化された「修善寺温泉・健康美容温泉水」を温泉のブランド化に活用する。温泉水を通じて、泉質の良さ、健康や美容につながるイメージを旅行者に再認識してもらいたい考えだ。「柳生の庄」や「あさば」などで宿泊客への提供を始めている。販売業者を通じた一般販売も行っている。
修善寺の地下600メートルから採水された深層温泉水。ミネラルのバランスがよく、胃腸の調子を整える「メタケイ酸」を多く含んでいるという。「弱アルカリ性で飲みやすく、身体にも肌にもよい」とPR。温泉療法医・医学博士の植田理彦氏も推薦している。
温泉水を製造、販売するミロク(静岡県伊豆の国市)と契約した同温泉の宿で提供する。冷蔵庫に備え付けたり、食事の際に出したりと、利用方法は宿によってさまざまとなるが、温泉に由来する水を使うことで修善寺ならではの魅力にもしていく。
ミロクでは宿泊客などを通じて認知度を高め、注文に応じた一般販売も行う。通常価格は2リットル入りのペットボトルで250円(税込み)。500ミリリットル入り(160円予定)も来月中旬には販売を始める。
また、修善寺の温泉水を特殊製法で充てんしたスプレータイプの化粧水も商品化されている。同社が総代理店を務め、販売に力を入れている。
問い合わせは、ミロク(TEL0120・296・106)まで。
修善寺温泉の泉質を生かした「健康美容温泉水」