青森市が観光ルートバス運行、新幹線延伸にらみ実証実験


 青森観光コンベンション協会を中心として青森市の観光・商業関係者が構成する文化・観光施設循環バス実行委員会は14日、青森市観光ルートバスの運行を始めた。10年の東北新幹線の青森延伸を見据えた取り組みの1つ。実証実験として9月まで期間限定で運行し、本格的導入の可能性を探る。

 ルートバスは35人乗り。14日から9月17日までの毎日、11便を運行する。三内丸山遺跡などの観光スポットや青森駅など8つの停留所を周る。

 料金は1日乗り放題で大人500円、こども250円。利用券は観光案内所や宿泊施設などで購入できる。

 同県は10年の新幹線延伸を見据え、新幹線効果活用プロモーション協議会を設けている。同会が課題としてあげた二次交通網の充実を図るため、実証実験という形でルートバス導入を決めた。利用券申込書にはアンケートが付き、利用者の声を集約して今後の本格的導入に結びつける。

 青森県の小笠原裕観光局長は、「誘客の課題は二次交通。観光資源を整備しても、現地での交通に不便があれば人は来ない。観光施設、交通事業者など、多方面からの協力が必要な取り組みだが、『まずはやってみよう』という動きになったことは大きな成果。今回の実験が、2次交通の問題を改善するきっかけとなれば」と話す。

 
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