阪急交通社は1日、JR西日本の「こうのとり27号」の増結編成を貸し切り、竹田城跡(兵庫県朝来市)の早朝の雲海を観賞するツアーを発売した。1人で2座席を利用するため、1日84人限定となる。
ツアーは、こうのとり27号の増結編成を福知山で切り離し、休憩を入れた後最寄り駅となる和田山駅まで、同社が名付けた「雲海列車」として走行する。下車後は歩いて立雲峡展望台に向かう。
天気が悪く雲海が見られない場合は、竹田城跡周辺の地形を楽しんでもらう。雲海に挑戦した後は卵かけご飯定食を食べながら竹田城跡の説明を受け、入場する。
ツアー名は「雲海列車でいく 早朝の『竹田城跡』夜行日帰り」。出発日は11月8、9、15、16、22、23、29、30日で、旅行代金は大人1人1万4980円。
同社は「雲海の発生率が高い早朝に、ビュースポットである立雲峡を個人で訪れるのは困難だが、列車を利用し、安全面に配慮した体制を整えることで幅広い層の参加を可能した」と話している。