長野県は18日、東京都内で、旅行会社を対象に「信州旅行商品造成商談会」を開いた。出席した約100人の商品造成担当者らに、秋冬のモデルルートや来年春開かれる善光寺御開帳を中心に見どころを紹介した。
冒頭あいさつした恵崎良太郎・信州・長野県観光協会常務理事は、春に策定した「観光立県長野再興計画」(08〜12年度)の概要を説明した上で、「観光客は最盛期の8割にまで減っている。県への誘客に旅行会社の果たす役割は極めて大きい」と述べ、一層の商品造成・販売を訴えた。
県を日本アルプス、木曽路、北信濃、東信州、諏訪、伊那路の6エリアに分け、それぞれの代表的なモデルルートを提示した。例えば、日本アルプスエリアでは善光寺や穂高神社大御遷宮祭の拝観に加え、新しい観光資源「松本の水巡り」などを盛り込んだ1泊2日のツアーを紹介。
7年に一度の盛儀となる善光寺御開帳は来年4月5日から5月末まで開かれる。このほか、来年は7年に一度の戸隠神社式年大祭、20年に一度の穂高神社遷宮祭などの催事がある。