JR北海道(札幌市)と三陸鉄道(岩手県宮古市)、西武鉄道(埼玉県所沢市)、智頭急行(鳥取県智頭町)の鉄道4社はこのほど、「日本に四つ 恋の駅きっぷ」を限定発売した。2月14日のバレンタインデーに向けた共同企画で、初めての試み。
JRは「母恋」、三陸は「恋し浜」、西武は「恋ケ窪」、智頭は「恋山形」という、「恋」が付く駅名を持っており、全国に四つしかないという。4社は恋をテーマに連携し、地域活性化を図ることを目的に「恋駅プロジェクト」を展開しているが、今回初めて4社の恋が付く駅発着の乗車券、入場券を販売することにした。
4社の恋の駅をデザインしたはがきサイズの台紙に、硬式乗車券または硬式入場券をセット。表面の折り部分を開くとメッセージを書けるスペースがある。「バレンタインに向けて、メッセージカードとして恋人など大切な人への想いを込めたプレゼントに利用できる」とJR北海道。また、4社の切符の折り部分をつなげると一つの絵柄が完成する。
JRは東室蘭、三陸は盛、釜石、宮古、西武は恋ケ窪、池袋、所沢、智頭は智頭、大原、上群の各駅で、3月14日まで発売する。発売額は会社によって異なり、最も安いのは400円。郵送での受け付けも行っている。