北海道観光振興機構(坂本眞一会長)はこのほど、北海道への教育旅行の誘致促進に向け、ウェブサイト「北海道教育旅行サイト」(http://hokkaido-syuryo.com/)を立ち上げ、運用を開始した。旅行会社や学校の企画書づくりを支援する内容。教育旅行先を道央、道南、十勝、道東、道北のエリアに分け、モデルコースを紹介。環境や自然、歴史・文化などテーマ別にスポットを紹介している。
コースごとの内容をパワーポイントデータで収録するとともに、乗馬やラフティングなどの体験プログラムを紹介する動画、北海道の基礎情報データなどを掲載。旅行会社の担当者などが必要な部分をデータで取り出して学校へのプレゼンテーション資料に活用できるようにしている。
同機構では、これまでガイドブックを3、4年ごとに作成し、全国の旅行会社などに送付していたが、このサイトの開設により随時内容を更新して最新のデータを提供できる。今後、モデルコースや動画の本数を増やしたり、受け入れ施設の詳しいデータも入れたりしていく予定だ。
北海道への教育旅行は、近年、年間20万人前後で推移している。同機構では、地球温暖化対策を議題としてG8サミット(主要国首脳会議)も開かれた北海道の大自然や環境をPR。自然環境などをテーマとした学習やさまざまなアウトドア体験を取り入れてほしいと、教育旅行の誘致の拡大に力を入れている。
ホーストレッキングなども紹介