ホテル・旅館などで使われる客室用石けんは、使用量が極端に少なく、その残りはすべて産業廃棄物として処分されるため、施設側の負担も少なくない。そのなかで、資生堂アメニティグッズはこのほど、環境と肌にやさしいをキーワードにしたホテル用石けん「泡ふる エコソープ」=写真=を発売した。
新製品は、石けんのなかにミクロの気泡を入れることで、すばやく泡立つとともに溶けて減りやすくした。使用後の石けんの残量(廃棄量)を大幅に削減する。気泡を入れたことで、大きさは従来のまま、石けん原料の使用量を約3割減らした。
ホテル用石けんの一般的な製造法「機械練り」ではなく、高級洗顔石けんの製造法である「枠練り(わくねり)」を採用した。保湿成分は、一般のホテル用石けんが無配合または微量の配合であるのに対し、約30%を配合した。
保湿成分たっぷりの豊かな泡で洗顔用としても使える。今までのホテル用石けんにはないワンランク上の使用感も特徴で、「ラグジュアリーホテルや高級旅館で使ってほしい」と同社。10グラムと18グラムの2サイズがある。