訪日旅行専門の旅行会社TASは19日、京都市上京区の立本寺内に宿坊「立本寺 四神閣」を開業したと発表した。
また、宿坊「立本寺 四神閣」と同じ地域の町家2棟の運営から、新規事業として「ReValue事業」をスタートさせます(ReValue事業とは、歴史的・文化的に価値あるものに、TASが関わることで新たな体験価値を創造し、地域と共に後世に継承していく事業です)。
立本寺のある西陣エリアは、西陣織で有名なものづくりの街でもあります。また、近隣には北野天満宮や、京都五花街で最も古い歴史をもつ上七軒があり、龍安寺、仁和寺、金閣寺といった観光スポットにも非常に近いエリアです。
歴史的・文化的に価値ある施設を中心に、新たな体験価値を創造し、西陣の地域を盛り上げて参ります。
■立本寺(りゅうほんじ)について
日蓮宗八本山の一つで、山号は具足山。本尊は三宝尊。日蓮聖人の孫弟子・日像上人により開山。破却などにより幾度かの移転を経て、1708年の宝永の大火で焼失後、現在の地に移転し、伽藍を再建しました。寺宝の紺紙金銀泥法華経宝塔曼荼羅図と法華経并観普賢経は、国の重文指定。渡辺始興筆の紙本著色十六羅漢図と覚円作の法華経并観普賢経、さらに本堂・祖師堂・鬼子母神堂・表門・鐘楼・方丈・客殿・庫裏などの建物は、市の文化財に指定されております。
墓地には、石田三成の家臣で、三成に過ぎたるもの称された「鬼左近」こと、島左近の墓があります。
■ReValue事業とは
歴史的・文化的に価値ある建物等が、国や自治体でも維持が困難になり、個人でも保管が難しく、廃れてしまうケースが増えております。
京都の町家は7年間で5600軒以上が失われてしまいました。
ReValue事業とは、これら価値あるものにTASが関わることで新たな体験価値を創造し、地域と共に後世に継承していく事業です。
ReValue事業のロゴマーク。
「無限」を意味し、永続的に価値をつなげていく、という事業の哲学をかたちにしました。
URL: https://tas-japan.net/jp/services/revalue/
現在は、以下の施設を運営しております。
1、立本寺 四神閣(Ryuhonji Shishinkaku)
1708年(宝永5年)の大火後、移築された立本寺 祖師堂。この築300年のお堂をリノベーションし、宿坊としてオープンしたのが「立本寺 四神閣」です。
四神閣の四神とは、東西南北の四方を守る神様のことで、立本寺 四神閣には「玄武(北)」、「青龍(東)」、「朱雀(南)」、「白虎(西)」という4つの神様の名称がついたお部屋をご用意しております。
立本寺 四神閣では、当時の外観、柱などを残しており、歴史ある建物の中で新しい宿坊体験を実感していただけます。早朝に本堂から響いてくる太鼓の音は、お寺らしい心地よい目覚めになるでしょう。また、静かな境内では、春には桜、秋には紅葉を楽しむことができます。
今後、お寺ならではの体験などを順次提供して参ります。
URL: https://www.revalue-japan.com/
2、西陣京町家 青龍邸 / 白虎邸 (Nishijinkyomachiya Seiryu-tei / Nishijinkyomachiya Byakko-tei)
西陣織を育んだ街・京都西陣で老舗帯屋であった歴史的意匠建造物京町家とその別邸として使われていた日本伝統家屋。一棟貸切の趣あるお宿で暮らすようにお寛ぎいただけます。
西陣京町家 青龍邸
URL: https://www.revalue-japan.com/seiryutei
西陣京町家 白虎邸
URL: https://www.revalue-japan.com/byakkotei
■TASとは
株式会社ティ・エ・エスは、1979年に創業された訪日旅行に特化した旅行会社です。TASでは、東南アジアを中心に、南アジア・欧米・中東など世界50カ国以上からの訪日旅行を取り扱う「訪日旅行事業」、海外の旅行会社向けに予約システムを提供する「オンライン旅行事業」、訪日外国人向けサイト ZEKKEI Japan を運営する「メディア事業」、歴史的・文化的に価値ある施設等の利活用を推進する「ReValue事業」の4つの事業を展開しています。
URL: https://tas-japan.net/jp/
■TAS京都オフィス
立本寺の境内にTASの京都オフィスを開設いたしました。
<住所>
〒602-8345
京都市上京区一番町107番地 立本寺境内地内 門前屋敷