日本政策投資銀行、地域経済活性化支援機構、リサ・パートナーズが共同出資する「観光活性化マザーファンド投資事業有限責任組合」はこのほど、宮崎県日南市の飫肥(おび)地区で古民家を活用した宿泊事業を手掛けるKiraku Japan(東京都港区、サンドバーク弘社長)からの社債引き受けを実施した、と発表した。
同社が飫肥地区内で実施する古民家再生に約4千万円を出資する。具体的には、古民家2軒を改装し、「欧米人などの外国人観光客や国内アッパーミドル層をターゲットに、貸し切りの宿泊施設として開業する」という。来年春にもオープンする予定だ。
飫肥地区は重要伝統的建造物群保存地区だが、宿泊施設が整備されていないことが課題だった。観光活性化マザーファンドは伝統的建造物の有効活用を支援することで、地域の観光や経済の活性化に役立つと判断した。