観光庁は、「東北六県見るもの・食べもの・買いもの100選」として東北6県の観光資源100件を選定した。東北の自治体や観光団体などの応募をもとに、有識者の審査を経て決定。国内外に「100選」をPRし、東北への観光を促進する。
(下段に一覧) 四つの分野で計100件を選定した。選考基準は、地域性、独自性、戦略性に優れた観光資源。このほか外国人の視点、復興への寄与の観点を踏まえて選考した。
100選の分野別内訳は、風景や建造物などの「見るもの」で40件、郷土食や魚介などの「食べもの」で25件、伝統工芸や特産品などの「買いもの」で14件、温泉、乗り物、体験プログラム、宿泊・観光施設などの「体験」で21件。応募1264件の中から選んだ。
食べものは、八戸せんべい汁(青森)、陸前高田ホタテとワカメの炙りしゃぶしゃぶ御膳(岩手)、気仙沼産フカヒレ(宮城)、ねぎそば(福島)など。買いものは、大館曲げわっぱ(秋田)など。体験では、サッパ船アドベンチャーズと大津波語り部(岩手)など。見るものは各県の夏祭りのほか、出羽三山(山形)、相馬野馬追(福島)などが挙がった。
観光庁では、100選を紹介する冊子、ウェブサイトなどを作成して国内にPRするほか、日本政府観光局(JNTO)などを通じて海外にもアピールする。