観光庁は7月22日、銀聯カードを扱う中国銀聯との間で、訪日中国人旅行者の増加に向けて覚書を交わしたと発表した。同庁は「銀聯カード会員の日本での旅行消費を促進するとともに、訪日旅行のリピーター化を図ることでウイン・ウインの関係を築きたい」と話している。
16日、上海市で溝畑宏長官と中国銀聯の許羅徳総裁が覚書にサイン、締結した。
中国銀聯は11年の旧正月までに、高所得の銀聯カード会員を対象に「日本旅行カード」を発行する。日本で銀聯カードを利用できる取扱店は約1万7300店(今年4月現在)あるが、観光庁は銀聯と提携するカード会社と協力し、取扱店を拡大することで、同カードが使用しやすいよう環境を整える。
また、これら取扱店で買い物をすれば特典が付くようにもする。