観光庁は7日、スポーツを通じた観光の活性化に協力してもらう「スポーツ観光マイスター」に、スキーノルディック複合の元選手で冬季五輪金メダリストの荻原健司氏を任命した。スキーは国内旅行者はもとより、アジアや豪州を中心とする外国人旅行者の誘致でも注目のスポーツであることから、萩原氏の情報発信力に期待を寄せている。
荻原氏は群馬県草津町出身で、ノルディック複合ではアルベールビル、リレハンメルと2大会連続で団体金メダルを獲得。ワールドカップ個人総合の3連覇も達成している。選手引退後は参議院議員を務めた経験も。現在は北野建設スキー部部長に就き、後進の指導にあたっている。
任命について荻原氏は「日本にスキーが伝わって来年がちょうど100年。この節目に任命いただきうれしく思う。国内外からの旅行者増加のためにがんばりたい」と話している。