スポーツを通じた観光の活性化を推進する観光庁は、情報発信力を持つプロスポーツ選手らを「スポーツ観光マイスター」に任命し、訪日旅行PRに活躍してもらっている。これまでにサッカー日本代表の元監督でFC琉球総監督のフィリップ・トルシエ氏ら7人を任命している。
7月に第1弾として任命したのは、トルシエ氏のほか、自動車レース「ル・マン」の現役最多出場記録を持つ寺田陽次郎氏、トライアスロン選手で米子市観光協会に所属してスポーツ観光を推進する小原工氏。
今月6日には第2弾として、ビーチバレー選手の朝日健太郎氏と浦田聖子氏、フリーダイビング選手の篠宮龍三氏、五輪金メダリストの元体操選手の塚原光男氏を任命した。
観光庁国際会議室で開かれた任命式で、フリーダイビング選手の篠宮氏は、出場選手、実行委員長としてかかわった今年6〜7月の世界選手権沖縄大会に触れ、「日本初の開催。12カ国約50人の選手が参加した。外国人選手は日本にこんなにきれいな海があることに驚いていた。今後も沖縄の海を世界にPRしていきたい」と語った。
溝畑観光庁長官(中央)とマイスターら=6日の任命式