政府の2017年度補正予算が2日に成立し、観光庁予算に91億円が計上された。食などをテーマにした訪日プロモーション、訪日外国人の旅行環境の整備、宿泊施設のバリアフリー化や生産性向上への支援などに取り組む。
観光庁補正予算の内訳は、訪日プロモーションの重点的な実施に39億円、訪日外国人の快適な旅行環境の整備に35億円、宿泊施設のバリアフリー化の促進に15億円、観光産業の生産性向上に2億円。
訪日プロモーションは、食などをテーマに情報発信。欧米豪からの誘客強化、デジタルマーケティングの推進、春季の誘客拡大に取り組む。旅行環境の整備では、災害発生時の対応などを踏まえ、鉄道やバスの運行に関する情報の多言語化を支援する。
宿泊施設のバリアフリー化では、事業者による共用部や客室の改修を支援。宿泊業の生産性向上ではセミナーなどを開催して取り組みを普及する。