山形県蔵王温泉で旅館3軒(おおみや旅館、蔵王四季のホテル、蔵王国際ホテル)を運営する蔵王カンパニー(伊藤八右衛門社長)はこのほど、おおみや旅館のリニューアルに着手した。客室を広く改装したほか、ロビーまわりの改装も今後予定している。
同旅館1号館の客室10室を7室へ改装。1室あたりの面積を広くすることで、和のぜいたくな空間と居心地のよさを強調する狙い。内装や照明にもこだわり、館内は落ち着いた色調に統一されている。
この改装に伴い、館内の廊下を畳敷きに刷新。スリッパなしのため、利用客に足袋を渡すシステムとなっている。
昨年6月には大浴場を改装した。
今年10月にはロビーまわりの改装を予定。さらなる高級化を目指している。
改装にかかる総予算は約2億5千万円。
同社では3館への設備投資を交互に実施し、常に商品の充実に努めているという。