群馬県の草津温泉に16日、高さ約10メートルのもみの木のツリーが初お目見えした。約2万個のLED電球が温泉街を照らし、華やかな雰囲気に観光客も笑顔を見せていた。
「湯畑」前の湯路広場に設けられた。ツリーの点灯は来年1月15日まで。12月25日まではクリスマス仕様で、その後は正月をイメージした仕様になる。
同日、点灯式が行われ、主催者の直井新吾商工会長、来賓の黒岩信忠町長があいさつした。黒岩町長は元気な草津をアピールするとともに、「イベント終了後は(ツリーを)元に戻す」と話し、自然環境への配慮を強調した。式典終了後には観光客にホットワインとクッキーをふるまった。
草津白根山の火山活動活発化の余波で、観光客は伸び悩んでいるが、湯畑のライトアップとツリーの明るさで集客増につなげたい意向だ。